荷主日産自動車はこのほど、フィリピン日産自動車、パートナー会社のユニバーサル・モーターズ社と3社の合弁で「フィリピン日産社」を設立すると発表した。
フィリピン日産は、マニラに本社を構え、同国市場を対象とした新たな販売会社として2014年初旬に操業を開始する。同国内のブランド、販売マーケティング戦略、ディーラー事業の強化を担う。
新会社の資本金は10億円(980万米ドル)で、日産自動車が51%、フィリピン日産自動車とユニバーサル・モーターズ社がそれぞれ24.5%を出資。フィリピン日産自動車とユニバーサル・モーターズ社はこれまで通り、同国市場向けの日産車の生産を続ける。
日産自動車は、16年度末までに販売台数を現在の3倍に相当する50万台に拡大し、市場占有率15%の達成を目指す。計画ではフィリピン市場を要に位置付ける。