認証・表彰段ボール梱包資材メーカーのナビエース(愛知県春日井市)の強化段ボールパレットが、世界最高峰の包装アワードである「ワールドスター賞(The WorldStar Competition 2026)」を受賞した。重量級産業機械の輸送において「脱木材化」を実現し、物流効率最大化を目指すもの。重量200キロ級のスラリーポンプ(汚泥用ポンプ)10機種を、わずか1種類の段ボールパレットで安全に固定・輸送することを可能にしており、その革新的な包装仕様が世界的に高く評価された。

▲ナビエースの「【10製品兼用】 ボルト締め可能!! 強化段ボールパレット」(出所:ナビエース)
今回受賞した『【10製品兼用】 ボルト締め可能!! 強化段ボールパレット』は、ボルト締めによる直接固定と高強度の強化段ボールを組み合わせることで、従来の木製パレットが抱えていた課題を解決。同製品は日本国内最大級の包装展「2025 日本パッケージングコンテスト」において、ジャパンスター賞(日本貿易振興機構 理事長賞)も受賞している。
導入による具体的な効果として、作業面では組み立て時間を70%削減し、開梱時間についても90%の大幅な短縮を達成。環境面では、従来の木製から段ボール化することでCO2排出量を61%削減し、木材廃棄ゼロを実現している。性能面においても、落下衝撃試験をクリアする高強度設計となっており、付属品も一体で固定できるため、現場の安全性と作業の平準化に大きく寄与する。
ナビエースの開発担当者は、「“木製パレットだから仕方ない”という前提を設計の力で覆した。誰でも安全に組み立てられ、多品種を1種類でまかなえ、確実にCO2を下げるという、現場が本当に欲しかった条件を形にしている」と述べている。
現在、物流2024年問題や改正物流効率化法への対応として、特定荷主を中心に梱包・包装形態の見直しが急務となっている。特に大型機械の輸送現場では、製品ごとに異なる形状や重量に合わせて木製パレットを使用するのが一般的だったが、機種ごとに資材を使い分ける必要があるため資材の標準化が難しかった。また、木製パレットの組み立てや廃棄に伴う作業負担、さらには釘などの使用による安全面のリスクや、資材廃棄による環境負荷が懸念されていたなどの課題があった。
26年のワールドスター賞は、世界包装機構(WPO)が主催する世界で最も権威のある賞の一つであり、今回は世界40か国から550のエントリーがあった。その中から234件が選出され、日本からは最多となる24件が受賞した。授賞式は5月8日にドイツのデュッセルドルフで開催予定。
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