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中島産業(山梨)が事業停止、TDB調べ

2014年1月6日 (月)

国内帝国データバンク(TDB)によると、山梨県南アルプス市の段ボール箱製造「中島産業」は、2013年12月31日に事業を停止した。

同社は1956年(昭和31年)創業、58年2月に法人改組した段ボール箱製造業者。工業製品用・果実出荷箱・化粧箱・製菓箱などを手掛け、10年8月期の年売上高は1億9600万円を計上していた。

近年、同業他社との競合や原油・各種資材の価格上昇、製品単価の引下げ要請が強まる中、代表の体調不良や幹部社員の死去により工場稼働率が低下、加えて既存得意先からの受注量が減少傾向を辿り、13年8月期の年売上高は1億2400万円まで減少し、大幅な赤字決算を強いられていた。

最近は、仕入原価の低減や製造工程の見直しなど立て直しを図っていたが、売上回復の見通しは立たず資金調達も限界に達していたため、今回の事態となった。

負債は2013年8月期末時点で1億7100万円(うち金融債務1億6000万円)。