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宇野商事(千葉)が破産手続き開始決定、TDB調べ

2014年1月9日 (木)

ロジスティクス帝国データバンク(TDB)によると、2013年9月3日付けで事業を停止していた千葉県八街市の運送会社「宇野商事」は、12月18日に千葉地裁佐倉支部より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は菊地秀樹弁護士(千葉市中央区中央)で、債権届け出期間は1月27日まで、財産状況報告集会期日は3月26日午前11時。

同社は、06年9月に設立された一般貨物自動車運送業者で、20台の車両を保有し、千葉県を中心に関東一円を輸送エリアとして、航空貨物を主体とした自動車部品、雑貨品などの運送を手掛け、11年6月期には年売上高1億8000万円を上げていた。

しかし、景気の後退に伴う受注の不振から収入はじり貧となっていた上、得意先からの輸送単価の引き下げ要請が強く、燃料価格の上昇も重なって収益性は低迷。資金繰りの悪化により、一部取引先への支払いに遅れが生じていた。業況回復の見通しも立たないことから事業の継続を断念し、9月に事業を停止、自己破産申請の準備に入っていた。