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ボルボトラック、運転手の眠気検知システム強化

2025年9月24日 (水)

荷主ボルボトラック(スウェーデン)は23日、ドライバーの不注意や眠気を検知する安全支援システム「ドライバーアラートサポート」を強化すると発表した。新たに視線追跡カメラを搭載し、従来の前方カメラと併せて運転挙動を検知することで、道路安全性の向上を目指す。

改良版システムは、視線追跡カメラを車両側部ディスプレイ上部に設置し、運転者の視線から注意散漫の兆候を把握する。これに加え、既存の前方カメラが車線位置や挙動を監視し、眠気運転の特徴を検出する。

(出所:ボルボトラック)

検知時には警告音とポップアップ表示で運転者に注意を促し、運転が続けば警告は段階的に強まる。システムは時速18キロ以上で作動し、点火時に自動で起動する。

同システムは2026年7月に施行されるEU一般安全規則(GSR2)の先進型ドライバー注意散漫警告(ADDW)義務化基準を満たしており、11月から欧州域内の大型・中型トラック(FH、FM、FL、FE)に標準搭載する。

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