ロジスティクスヤマト運輸と九州旅客鉄道(JR九州)とは1日、同日から新幹線を活用した手荷物の当日配送サービスを開始したと発表した。福岡空港国際線ターミナルで預かった荷物を、当日中に熊本県と鹿児島県の宿泊施設へ届けるもので、観光客の利便性向上と「手ぶら観光」の推進を狙う。
荷物は福岡空港の宅急便カウンターで受付後、ヤマト運輸がトラックでJR博多駅へ輸送。新幹線に積み替えてJR熊本駅・鹿児島中央駅へ運び、到着後に再びトラック輸送を行い、18時以降に対象宿泊施設へ届ける。受付は7時30分から11時までで、料金は宅急便運賃に2200円(税込)を加算する。
近年、九州の観光客数は増加しており、2024年にはコロナ禍前の水準を超えた。25年3月には福岡空港の第2滑走路利用開始と国際線ターミナルの全面開業が控え、今後さらに来訪者の増加が見込まれる。両社はこうした需要に対応し、観光客が大きな荷物を持ち歩かずに移動できる環境を整える。
両社はこれまでも新幹線を用いた荷物輸送の実証を重ね、22年には焼きたてパンを九州各地に即日配送する取り組みも行った。今回のサービス開始を皮切りに、今後は受付場所の拡大や対象エリアの拡充を検討し、旅行者の利便性と地域物流の強化を進める。
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