AIドローンの遠隔運航に成功、KDDI

▲遠隔運航実証の様子（出所：KDDIスマートドローン）

調査・データKDDIスマートドローン（東京都千代田区）は16日、15日にKDDIと共同で、石川県能登地域の4か所にAI（人工知能）ドローンを常設し、遠隔運航の実証に成功したと発表した。公共施設に設置した4機を活用し、東京と北海道からの遠隔操縦で運用可能であることを確認した。

AIドローンは自動離着陸や自動充電が可能なドローンポートと連携して稼働。実証では、トンネル付近の3Dモデリング撮影、橋梁点検、地震による被災状況の確認などを実施した。東京のKDDI高輪本社、北海道の新十津川校から操作を行い、遅延のないオペレーションを確認した。

常設地点は輪島市の中屋トンネル、輪島消防署、七尾市の和倉温泉お祭り会館、西部水質管理センターの4か所で、使用機体はスカイディオ（米国）製の「Skydio X10」と自動充電ポート「Skydio Dock for X10」。KDDIスマートドローンはスカイディオと資本業務提携を結び、ユースケース開発を進めている。

KDDIグループは、AIドローンを全国1000か所に常設し、平時・有事を問わず活用する「フェーズフリー」な運用を目指している。

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