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SGホールディングス、25年ESGブックを公開

2025年11月19日 (水)

調査・データSGホールディングス(HD、京都市南区)は19日、同社のESGに関する情報をまとめた「ESGブック2025」を公開したと発表した。

同社は「社会インフラである物流を担う事業者として、環境負荷低減や多様な人材の活用、公正で透明性の高い企業統治に向けた組織の整備など、積極的にESG経営に取り組む」としている。ESGブックでは、同社の各種レポートやウエブサイトなどで開示しているESG関連情報について、項目別に整理して紹介している。

同社は環境対策として、2050年カーボンニュートラルに向けた中長期のGHG排出削減目標を掲げ、30年にはCO2排出量を13年比で46%削減するとの目標を掲げている。24年度は15%削減の目標のところ、22%削減の実績だった。

24年度の取り組みとしては、荷主に対し輸配送でのCO2排出量を可視化したレポートを作成する「CO2排出量可視化サービス」を、佐川急便がことし3月から全国で開始した。荷物1個単位で排出量を算出しており、CO2排出量の現状把握だけでなく、公開情報や公的機関への提出書類にも利用できる。

佐川急便では、このほかにも宅配便1個あたりのカーボンフットプリントを算定した。算定には、環境省と経済産業省が公表しているカーボンフットプリントガイドラインや、佐川急便が受託した荷物の代表的な輸送経路、平均的な輸送距離と重量を用いた。算定結果を踏まえ、環境負荷の大きい工程のCO2排出量削減に取組んでいくとともに、算定結果を伝票に表示するなどして、再配達の抑制に向けた取り組みにもつなげていく。

さらに、佐川急便が保有する「高尾100年の森」(東京都八王子市)が、環境省の「自然共生サイト」に物流企業として初めて認定された。高尾100年の森では、企業や教育機関、専門家らが協力して、里山の再生を進めている。同社は、森の維持が生物多様性の維持・回復に関する国際的な目標の達成にも寄与すると考えており、今後も地球環境の健全な発展に寄与できるよう取り組みを継続していく。

このほかにも、サステナビリティへの取り組みや、地域社会への寄与、コンプライアンス体制などを具体的に紹介している。全93ページで、同HDのホームページから閲覧できる。

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