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沖縄ヤマト・サザンゲートが10周年、次の成長段階へ

2025年11月20日 (木)

拠点・施設沖縄ヤマト運輸(沖縄県糸満市)は20日、法人物流の基幹拠点である「グローバルロジスティクスセンター・サザンゲート」が開所10周年を迎えたと発表した。那覇空港と港湾に隣接する産業集積エリアに立地し、延べ床面積2万6590平方メートルの施設として2015年に稼働。保管・仕分けに加え、充填、キッティング、修理、在庫管理、アソート、保税保管など多様な付加価値業務を提供し、県内外の物流需要の変化に対応してきた。

▲グローバルロジスティクスセンター・サザンゲート外観(出所:沖縄ヤマト運輸)

同社は今後の重点施策として4領域を掲げる。1つ目は、保税蔵置場を活用した輸出前工程の強化だ。半導体生産装置や食品など輸出が伸びる品目に対し、温度帯管理や検査、キッティングなどを保税エリア内で完結させ、品質管理とリードタイム短縮の両立を図る。

2つ目は、12月に開始する成田直行の貨物専用機(フレイター)便との接続強化。サザンゲートでの出荷管理を前提に、全国・海外市場と沖縄を高速・シームレスにつなぐ航空輸送スキームを構築する。

3つ目は、充てん・メンテナンスなどの付加価値物流の拡大だ。ヤマトグループの国内外ネットワークと組み合わせ、製造・加工・通販事業を支援する体制を整え、中小企業支援策とも連動して「沖縄発」の加工・流通機能を高める。

4つ目は、環境負荷低減を軸にしたSustainable Logistics Partner(SLP)としての役割強化。物流単体での最適化にとどめず、調達から販売・アフターサービスまでを含むサプライチェーン全体の最適化を荷主・行政・流通企業とともに進める。

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