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ロジスティクス石油化学大手ブラスケム（ブラジル）は27日、ベルギー拠点の物流企業カトエン・ナティとシンガポールで倉庫プロジェクトに協働すると発表した。ブラスケムは東南アジア地域でのプレゼンス強化を図り、サプライチェーンの効率化を進める。
ブラスケムは2011年にシンガポールへ進出し、2018年からインド太平洋地域向けにポリマー販売を展開。2023年には東京に代表事務所を開設し、SCGケミカルズ（タイ）との合弁会社を通じて、タイでバイオエチレン製造と、サトウキビ由来のバイオポリエチレン「I’m green バイオベースPE」の商業化を目指すプロジェクトを推進している。現在は最終投資決定に向けた最終段階にあるという。
今回の倉庫協働により、I’m green バイオベースPEとEVA（エチレン酢酸ビニル共重合体）の輸送ルート短縮が期待される。カトエン・ナティは石油化学品物流で実績を持ち、在庫最適化やリードタイム短縮を通じて物流パフォーマンス向上を目指す。
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