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ブラスケム、蘭ロ港にバイオ素材物流拠点を移転

2021年1月26日 (火)

国際ブラジルの石油化学大手・ブラスケムはこのほど、バイオプラスチックの貯蔵施設をアントワープ(ベルギー)からロッテルダム(オランダ)へ移転したと発表した。

▲移送されたバイオプラスチック(出所:ブラスケム)

これに伴い、ロッテルダム港でポリマー向け物流インフラを運営するロッテルダム・ポリマー・ハブ社は、欧州でバイオプラスチックの保管と輸送を担う中心的役割を強化。ロッテルダム港管理局の関係者は「この輸送物(バイオプラスチック)の移転は、ロッテルダム港にとって画期的なできごと」と歓迎している。

ブラスケムは2030年までに事業活動から排出される炭素量を15%削減し、50年までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、プラスチック廃棄物の再利用にも注力。同社が製造する製品のポートフォリオも、リサイクル材を使用した製品を25年までに30万トン、30年までに100万トンを目標に設定している。