
▲知事賞受賞者(出所:神奈川県)
認証・表彰神奈川県は23日、2025年度「かながわ学生ビジネスアイデアコンテスト」の受賞者を決定したと発表した。同コンテストは県内在住または在学の30歳未満学生を対象に、社会課題や地域課題の解決を目指すビジネスアイデアを募集し、審査を経て受賞者を選出するもの。
知事賞には東海大学の上田健司氏が選ばれた。上田氏のアイデア「Transporter」は、旅行者がロッカー等に預けた荷物を別地点まで配達するサービスで、旅行時の荷物負担軽減やラストワンマイル配送のニーズを捉えている。優秀賞には松陰高等学校の有井暖乃氏の経営者支援アプリ「Relievo」(リリーボ)が続いた。
特別賞には、神奈川県立横浜国際高等学校の片岸拓也氏の海洋保全×ジュエリー事業、東京農工大学の香山壱星氏の農作業体験型国内旅行企画など多様なアイデアが並び、同校チームのアクセシビリティ対応ゲームはオーディエンス賞も獲得した。18歳以下対象のU18特別賞は湘南学園高等学校の春山義之介氏が、テニスボールを地域資源とした循環型モデル「Re:Rally」で受賞した。
応募総数は89チームで、21日に開催した最終審査会において9チームがプレゼンテーションを実施した。今回の受賞者には、起業や事業化を見据えたブラッシュアップ支援の機会が提供される。

▲受賞者(出所:神奈川県)
昨今、物流分野ではラストワンマイル配送や荷物管理の効率化が課題となっており、Transporterのような荷物配送支援アイデアが注目を集める。こうした学生発の発想は、観光・移動需要の多様化に対応した新たなサービスモデルとして、地域の物流ニーズの変化に対応するヒントを示すものといえる。学生視点のアイデア創出を通じて、将来の物流サービスのあり方や社会実装を考える機会となっている。
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