荷主エア・ウォーター(大阪市中央区)は25日、産業・医療ガス製品について価格改定を実施すると発表した。対象製品は、酸素、窒素、アルゴンなどのエアセパレートガスや炭酸ガス、レアガス、水素ガスなどで、改定幅は現行価格に対して10%以上とする。新価格は2026年1月1日出荷分から適用される。
同社によると、円安の進行や地政学的リスクの高まりを背景に、電気料金をはじめとしたエネルギーコストが高止まりしているほか、部材費や人件費の上昇により、ガス製造・供給設備や輸送車両の維持コストが増加している。加えて、働き方改革関連法への対応により物流コストも当初想定を上回っているという。
また、炭酸ガスなど一部製品では、国内産業構造の変化により原料ガス不足や長距離輸送が常態化し、海外からの調達も必要となるなど、製造・調達・輸送面での負担が拡大している。同社はこれまで合理化やコスト削減に取り組んできたが、企業努力のみで吸収できる水準を超えたとして、安定供給維持のため価格改定に踏み切った。
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