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スウェーデン企業買収資金の一部を融資

国際協力銀、大阪ガスケミカルの海外M&Aを支援

2014年2月20日 (木)

M&A国際協力銀行(JBIC)は20日、海外展開支援融資ファシリティの一環として、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行との間で、大阪ガスケミカルによるスウェーデン企業「ジャコビ・カーボンズ社」の買収に必要な資金の一部を貸付ける契約をそれぞれ締結した、と発表した。

JBICが三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行との間で締結している「M&Aクレジットライン設定のための一般協定」に基づき、両行を通じて融資を行う。買収総額3億9200万米ドルに対し、JBICの融資承諾額は1億1700万米ドルを限度とする。

大阪ガスケミカルは、高付加価値のヤシ殻活性炭を中心とした活性炭事業で世界3位のシェアをもつジャコビ社を買収することで、安定した原料調達力、幅広い商品群、販売網を獲得し、同事業の競争力の強化と事業拡大を図る。

今回の融資は、日本企業による海外M&Aに必要な長期外貨資金を国内金融機関と連携して機動的に供給することで、企業の海外事業拡大や新事業展開を支援し、産業の国際競争力強化につなげる狙いで実施するもの。