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廉価な新型水素タンクの搭載可能に

経産省、燃料電池フォーク実用化へ特例措置

2014年2月26日 (水)

行政・団体経済産業省は26日、産業競争力強化法で定めた「企業実証特例制度」を活用し、新しいタイプの水素タンクを導入した燃料電池フォークリフトを実用化できるようにする特例措置を講じると発表した。

容器保安規則の特例措置を創設することで、燃料容器として現行法令では規定が整備されていない、「廉価で搭載適性が高い全部金属製の水素タンク」を活用できるようにするもの。

この特例措置は、産業競争力強化法に基づく関係省令に盛り込まれ、パブリックコメントなどの手続きを経て4月下旬頃から開始する見込み。

燃料電池フォークリフトは、北米では既に4000台以上が稼動しているが、国内では限定的な条件下で2台が実証試験を行っている段階。今回の措置により、国内で燃料電池フォークリフトの実用化を加速させるとともに、事業者の競争力強化を図りながら、工場や物流現場でのCO2排出量を削減する。