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大阪市11年度予算案、夢洲の物流用地整備などに32億円

2011年2月9日 (水)

行政・団体大阪市は8日、2011年度予算案を発表した。物流関連では、夢洲地区にロジスティクスセンターや産業拠点を形成するための企業誘致策などに32.7億円を計上した。

 

内訳は、夢洲先行開発地区の土地利用に向けた基盤整備に10.7億円、夢洲コンテナターミナルによる施設整備に9.8億円、国際コンテナ戦略港湾の実現に向けた集荷の取り組みに0.8億円、基幹航路の維持強化に向けた主航路の整備に10.3億円、夢洲コンテナターミナル周辺道路の車両滞留対策に0.4億円――など。

 

このうち、神戸港とともに阪神港として選定された国際コンテナ戦略港湾関連の施策として、西日本の各港からコンテナ貨物を集める集荷策では、内航船に対するモーダルシフト補助制度の創設やインセンティブを実施する。

 

また、アジアや世界に向けた基幹航路のコンテナ船の大型化に対応するため、主航路を整備するとともに大型コンテナ船に対するインセンティブを実施し、基幹航路の維持強化を図る。

 

2015度に神戸港の埠頭会社と経営統合することを視野に入れ、4月に大阪港埠頭公社を株式会社化し、民間視点で効率的な港湾経営を志向する。市では「産業の集積による創荷や夢洲での国際物流拠点を形成する取組みを進め、物流コストの引き下げによる西日本経済の競争力強化に貢献していく」としている。