ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

エコモ財団が追跡調査

グリーン経営認証、取得2年後の燃費改善

2016年3月16日 (水)

調査・データ交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)は16日、グリーン経営認証を取得したトラック、バス、タクシー事業者の取得2年後の平均燃費が、車両総重量8トン以上のトラックの場合、認証取得時より3.8%、8トン未満で3.4%、バス2.4%、タクシー1.5%といずれのケースでも向上していたことを示す調査結果を発表した。

認証取得後1年目の走行距離あたりの交通事故件数は、前年比でトラック23.8%、バス20.5%、タクシー7.3%減少し、走行距離あたりの車両故障件数はトラックが17.3%、バス5.3%、タクシー7.8%減少していた。

倉庫、港湾運送事業者は、取得2年後のCO2排出原単位が普通倉庫で6%、冷蔵倉庫で4%、港湾運送では取扱いトン数あたりで7.8%、取扱コンテナ数量あたりで4.4%それぞれ改善。旅客船、内航海運事業者は旅客船で2.4%、内航海運で4.1%、曳船では2.1%改善されていた。

また、認証取得事業者は「職場モラル・士気の向上」「顧客からの評価の向上」「交通事故件数の減少」「リーダー層の人材育成」といったメリットを感じていることがわかった。

グリーン経営認証、取得2年後の燃費改善

▲認証取得によるメリット、認証取得事業者の声(出所:交通エコロジー・モビリティ財団)