メディカルアルフレッサホールディングスは8日、子会社のアルフレッサが埼玉県新座市に埼玉物流センターを竣工したと発表した。同センターには、現在稼動している新座物流センター、調布医薬品センター、大宮医薬品センターを集約し、物流業務の効率化、物流機能の高度化を図る。2011年2月から稼働を開始する。
埼玉物流センターは、保管品目数の拡充と庫内管理システム(WMS)の高機能化により、得意先に納品した商品のロット・有効期限を記録・管理するトレーサビリティー機能を実現。二重のバーコード検品導入により、出荷精度の向上を図るとともに、仕分け機能の強化により、得意先ごとに仕分けを行い、正確でスピーディな配送につなげる。
また、集約ピッキングや自動倉庫を導入することで、物流量の増加時に対応できる省力化と、静粛性に優れたリニアモーター駆動によるピースソーターを実現した。
土地、建物、物流機器などへの設備投資額は総額92億円で、首都圏全域を対象に月間400億円の出荷能力を持つ。
■施設の概要
名称:埼玉物流センター
所在地:埼玉県新座市野火止2-7-36
敷地面積:2万4989.97平方メートル(7510坪)
建築面積:1万1741.44平方メートル(3552坪)
延床面積:3万4007.17平方メートル(1万287坪)
構造:鉄骨造3階建
保管品目:約3万品目