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川崎近海汽船、香港でバイオ燃料を初補油

2026年9月30日 (水)

ロジスティクス川崎近海汽船(東京都千代田区)は9月30日、運航するばら積み船「HELIOS」に舶用バイオ燃料「B24」を香港で補油し、愛知県の衣浦港に向けた実証航行を開始したと発表した。同社運航船が海外港湾でバイオ燃料を補油するのは初めて。実際の運航を通じ、燃料の供給手順や安全性、CO2の削減効果を検証する。

補油は8月21日、香港のSouth Lamma Anchorageで、船用燃料サプライヤー兼トレーディング企業のシンバスコ・パン・ネイション(CPN)の協力を受けて実施した。アジアの主要補油拠点である香港でバイオ燃料の調達ルートを構築した。

▲ばら積み船「HELIOS(出所:川崎近海汽船)

今回使用したB24は、FAME(脂肪酸メチルエステル)24%と低硫黄重油(VLSFO)76%を混合した燃料で、補油量は99.97トン。舶用燃料の規格「ISO 8217:2024」に適合し、既存の内燃機関を改造せずに使用できる。原料には食料や飼料と競合しない再生可能資源を使用する。

同社によると、B24に含まれるFAMEは、原料の栽培から最終利用までのライフサイクル全体で、従来の化石燃料に比べて約84%のCO2削減効果を見込む。今回の補油量では78.5トンのCO2純削減を見込む。

川崎近海汽船は2050年のネットゼロ達成を基本方針に掲げており、今回の実証を通じてバイオ燃料の供給手順や安全性、CO2削減効果を検証する。今後も代替燃料の導入や技術活用を進め、海上輸送の脱炭素化に取り組む。

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