調査・データ住友精密工業(兵庫県尼崎市)は9月30日、製造業務で外部パートナーの検討・選定・発注に関わる200人を対象とした調査結果を発表した。期待する具体的な支援領域では「コスト最適化」が26.5%で最多となり、「サプライチェーン/安定供給」が22.5%、「品質保証体制の構築/運用」が19.0%で続いた。
調査は同社のMEMSファンドリー部門「MEMS Infinity」が、5月1日から22日まで全国を対象にオンラインで実施した。各設問は、それぞれ最大2つまで選択できる複数回答方式。
コスト最適化の選択肢には、歩留まり改善や工程短縮、材料見直しなどを含む。サプライチェーン/安定供給では調達・供給計画・事業継続計画(BCP)など、品質保証では評価計画やトレーサビリティ、監査対応などを挙げた。
設計・製造工程に関する支援では、「設計支援」と「量産立上げ・量産移管」が各16.0%、「試作向けプロセス開発」と「解析・評価」が各14.0%だった。一方、「まだ検討したことがない/分からない」は32.5%で、具体的な支援領域の各回答を上回った。
外部パートナーに任せたい範囲では「分からない/案件による」が39.0%で最多。具体的な回答では「継続量産の委託」が19.0%で最も多く、「設計から継続量産まで一気通貫」が18.0%、「試作から量産立上げ/移管まで」が17.0%、「設計から試作まで」が16.5%となった。単一工程では「量産移管のみ」が15.0%、「試作のみ」が9.5%、「設計のみ」が6.5%だった。
選定時に最低限求める具体的な条件では、「試作のスピードが速い」が23.0%で最多となった。「コスト提案が具体的」が21.0%、「品質保証体制が明確」が18.5%、「量産の再現性が高い」が17.5%で続いた。「分からない/検討したことがない」は28.0%だった。
同社は、外部パートナーに単なる作業代行だけでなく、コスト最適化や安定供給、品質保証など実務課題に踏み込んだ支援を期待する回答が一定数みられたと分析する。一方、案件によって適切な依頼範囲が変わることや、依頼範囲・選定基準を整理しきれていないことも、判断が定まらない背景として挙げている。
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