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グンゼ、原料・物流費高騰受け包装フィルム値上げ

2021年9月10日 (金)

荷主グンゼ(大阪市北区)は、プラスチックカンパニーが販売する包装用ナイロンフィルムの価格を10月1日の出荷分から1連につき300円値上げする。原料価格と物流費などの高騰が要因。

特に国産ナフサの価格上昇が大きく、ナイロン系、ポリエステル系の原料価格が高騰するなか、樹脂メーカーから「再三の原料値上げを強く要請」されていた。品薄を見込んだ同社は、原料の安定調達とフィルムの安定供給を維持するためには「原料値上げを受け入れざるを得ない」と判断。

併せて物流費、副資材費、設備維持費といったコストも上昇していることから、1連(500平方メートル)あたりの価格を300円値上げして供給力を確保することにした。