M&A日本精機は1日、東洋電装(東京都千代田区)の全株式取得を完了し、完全子会社化したと発表した。4月20日に締結した株式譲渡契約に基づくもので、取得株式数は960万8888株、株式取得額は498億5000万円。アドバイザリー費用などを含む取得関連費用は概算で505億5000万円としていた。
東洋電装は、自動車やオートバイ、汎用製品向けの各種スイッチやHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)システム、電子制御装置を開発・製造する。2026年3月期の連結売上高は1031億1500万円。売上構成は四輪車向けが7割、二輪車向けが25%で、ホンダ向けが80%超を占める。
日本精機は、今回の買収により東洋電装の車載入力系製品を自社の製品群に加え、計器やHUD(ヘッドアップディスプレイ)など表示系技術との組み合わせを進める。両社の顧客基盤を相互活用し、二輪車市場や海外メーカーへの拡販も狙う。
物流・生産面では、部材調達の共通性を生かした共同購買や、設計リソースの共有、部品共通化、海外工場での生産連携を進める方針。グローバル拠点間で工場や設備、人員を相互活用し、サプライチェーン全体の効率化とコスト削減につなげる。
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