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カヤバ、知多鋼業をTOBで完全子会社化

2024年11月13日 (水)

M&A自動車部品大手のカヤバ(東京都港区)は11日、ばね製造を手掛ける知多鋼業(愛知県春日井市)に株式公開買い付け(TOB)を行い、完全子会社化を目指すと発表した。買い付け価格は1株あたり2010円で、買収額は170億円となる。知多鋼業は同日、TOBが開始された場合、賛同することを表明し、株主へTOBへの応募を推奨した。

カヤバは知多鋼業の株式11.56%を保有する筆頭株主で、同社の線ばねや薄板ばねを仕入れるなど取引関係にある。また、両社でインドネシアやチェコ、中国で線ばねなどを製造する合弁会社も設立している。

TOBは1月下旬に開始する予定で、買い付け下限の527万6700株(発行済み株式総数の55.11%)に達してTOBが成立した場合、残りの株式を強制的に買い取るスクイーズアウトを実施する。現在、名証メイン市場に上場している知多鋼業はTOB成立後、上場廃止となる。

カヤバは、同社の完全子会社化によって、サプライチェーンの安定化やノウハウの共有化によるコスト低減、品質向上を図れるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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