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AI導入だけでは不十分、78%が実務活用に課題

2026年10月8日 (木)

調査・データ日本AI導入支援協会は7日、企業向けAI活用セミナーの申込者を対象に実施した「企業のAI活用ニーズ・課題調査」の2026年度上半期レポートを公表した。AIを導入済みと回答した層でも78%が「活用方法・着手手順を知りたい」と回答し、導入後も具体的な業務への落とし込みに課題を抱える回答が目立った。

調査対象は、4月1日から9月30日までに同協会のセミナーへ申し込んだ150社、175人。製造業28社、サービス業24社、IT・ソフトウエア・通信20社、卸売・小売・商社・EC(電子商取引)19社のほか、人材・BPO、建設・不動産、医療・介護・福祉、教育・出版、士業、運輸・物流、金融・投資など11業種が含まれる。自社のAI活用に関する具体的な課題を記載した166人の回答を分析した。

効率化したい業務では、「資料・文書・スライド作成」と「表計算・データ集計・分析・転記」がともに37%で上位となった。AIによる資料生成そのものに加え、定型レポートへの最新数値やグラフの反映、複数システムへの重複入力削減など、周辺作業まで含めた効率化を求める回答が目立った。

(クリックで拡大、出所:日本AI導入支援協会)

AIの活用方法では、42%が業務自動化やツール間連携に言及し、26%がツールやシステムの開発・改修を挙げた。ファイル検知から分析、保存までの自動化や、表計算ソフトで運用する業務を自社向けに再構築したいといったニーズが確認された。

一方、AI活用上の課題では「活用方法・着手手順を知りたい」が60%で最多だった。セキュリティーや情報管理、法務、社内ルールは17%、利用中のAIの使いこなしは15%、社内展開や定着、利用者間の格差は14%だった。役職別では、経営者・役員・事業主の71%、部長級の67%が「活用方法・着手手順を知りたい」と回答した。

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