メタップス、中小EC向け無料決済サービスを開始

ECメタップスは14日、オンライン決済サービス「SPIKE」（スパイク）オープンベータ版の提供を国内で開始した、と発表した。

通常、事業者がインターネット上でクレジットカード決済を導入する場合、決済ごとに平均3％の手数料と30円程度のトランザクションフィーが発生し、決済機能をWebサイトやアプリケーションに導入する際にはシステム周りのプログラミングが必須となって導入のハードルを高めている要因になっていた。

SPIKEは、プログラミングが不要でリンクを設置するだけで決済機能をWebサイトに追加することができ、小規模事業者が最小限の労力とコストで導入できるオンライン決済サービスで、無料と有料の2プランを提供する。

個人事業主・小規模事業者向けの「フリープラン」では、初期費用・月額費用・決済手数料などを無料とし、月間100万円までの決済が利用できる。今後は、無料で利用できる月間の決済上限額を引き上げ、最終的には完全無料を目指す。

中規模事業者向けの「ビジネスプレミアム」では、月額3000円で月間1000万円までの決済は手数料が無料、月間1000万円を超える部分は2.5％の決済手数料と30円のトランザクションフィーで利用できる。今後、開発者向けのAPIの提供も行う方針。オープンベータ版の提供中はフリープランのみ利用できる。

今年度中に米ドルと日本円以外の通貨にも対応し、2016年に年間2兆円の決済額を目指す。