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顧客ごとにLPガスの在庫状況を把握

日立ソリューションズ、ミツウロコの基幹システムを構築

2014年5月14日 (水)

荷主日立ソリューションズ(東京都品川区)は14日、「Future Stage(フューチャーステージ)商社・卸向け販売管理システム」を活用し、ミツウロコグループホールディングス(東京都中央区)の新基幹システム「Mirai」(ミライ)を2013年7月に構築した、と発表した。

システムは、LPガスの検針や配送などエネルギー業界特有の業務を管理するシステムと、受発注や会計などの基幹システムを統合したもので、ミツウロコグループ30社以上が利用している。

ミツウロコではこれまで、業務ごとにシステムが分かれ、煩雑な受発注業務や顧客情報管理などが課題となっていた。そこで、ミツウロコはITを活用した業務の効率化、標準化に向け、グループ全体の統合基盤として業務システムを刷新。

日立ソリューションズは、「Future Stage商社・卸向け販売管理システム」を活用し、卸と小売を含めたLPガスを安全に供給するために必要な基幹業務から受発注、会計までのシステムを統合し、新基幹システムを構築した。

これにより、ミツウロコは顧客情報の一元管理や在庫状況を的確に把握できるようになり、業務の効率化や標準化を実現。燃料卸業界の複雑な単価管理を可能にするなど、商習慣にきめ細かく対応し、情報分析システムやワークフローシステム、検針機能をもつハンディターミナルとも連携した。グループ全体での顧客情報の一元管理や、LPガスの在庫状況を顧客ごとにタイムリーで的確に把握し、業務効率化や標準化につなげた。

「Future Stage商社・卸向け販売管理システム」は、商社・卸の基幹業務に必要な機能を標準化した販売管理のテンプレートを提供するもので、汎用部品と豊富な業務個別部品を組み合わせるセミオーダー方式により、自由度の高い統合システム基盤を構築できる。

日立ソリューションズ、ミツウロコの基幹システムを構築