ロジスティクス日本郵船は16日、三菱商事との共同保有会社「トランスパシフィックシッピング1」(TPS1)に、中部電力が出資すると発表した。
TPS1は中部電力との間で、新造液化天然ガス(LNG)船1隻の定期用船契約を締結しており、中部電力が同社に出資することで、TPS1は3社による共同保有となる。
日本郵船では「3社によるLNG船の保有を通じ、中部電力の船舶事業拡大に寄与することで関係を強化する」としており、それぞれが持つLNGバリューチェーンでの知識と経験を活かし、中部電力向けLNGの長期安定輸送につなげる。
船舶管理は日本郵船が担当し、2017年から15年間、主に豪州のプロジェクトからのLNG輸送に投入する。TPS1の出資比率は中部電力40%、三菱商事40%、日本郵船20%
で、保有船は三菱重工業長崎造船所で建造する15万3000立方メートルの船舶1隻。