日本郵船、中部電力向けLNG船に「勢州丸」と命名

ロジスティクス日本郵船は5日、中部電力向け新造LNG船を「勢州丸」と命名したと発表した。

勢州丸は、日本郵船、中部電力、三菱商事が共同出資するトランスパシフィックシッピング社が三菱重工業に発注した新造液化天然ガス（LNG）船で、三菱重工長崎造船所で5日に命名式が行われた。

船名は、中部電力のLNG受入基地（川越町、四日市市）がある三重県北中部の旧国名「伊勢国」に由来するもの。勢州丸は3社の共有船となり、竣工後は豪州プロジェクト、北米プロジェクト向けを中心としたLNG輸送に従事する。

■勢州丸の概要
保有会社：Trans Pacific Shipping Ltd.
株主構成：日本郵船20％、三菱商事40％、中部電力40％
船籍：バハマ
船舶管理会社：日本郵船
建造者：三菱重工業
竣工時期：2014年9月末
タンク方式：モス型
タンク容量：15万3000立方メートル
全長：288メートル
全幅：48.94メートル