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日立ハイテクとエア・ウォーター、北米にLNG輸送コンテナ会社

2014年5月20日 (火)

荷主日立ハイテクノロジーズは20日、エア・ウォーター傘下で国内LNGタンクローリーのトップシェアを占める「エア・ウォーター・プラントエンジニアリング」と共同で、北米にLNG(液化天然ガス)輸送用タンクコンテナの製造・販売事業を運営する合弁会社「日立ハイテクAWサイロ」を設立する、と発表した。

北米でシェールガス革命を発端として天然ガスの生産量が増大し、価格が低下、大規模発電所などの大量需要だけでなく、小・中量需要が拡大していることから、トラックや鉄道による小・中量天然ガスの輸送手段が必要となっている。

そこで、新会社は輸送効率の高いLNG輸送用タンクコンテナと関連製品の製造・販売事業を運営し、小・中量天然ガスの安全・効率的な輸送を提供する。具体的には、日立ハイテクが持つ北米市場の販売ノウハウ・ネットワークを用い、エア・ウォーター・プラントエンジニアリングが持つ輸送中の耐衝撃・振動に優れた極低温下の断熱技術を活かし、LNG輸送用タンクコンテナを米国・カナダ国内の地域エネルギー供給会社や大手物流会社向けに販売、2020年度に売上高120億円を目指す。

合弁会社は6月2日に設立し、日立ハイテクグループが66%、エア・ウォーター・プラントエンジニアリングが34%を出資する。