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ケル、山梨県に生産・物流拠点を建設

2011年3月7日 (月)

拠点・施設コネクタ、ソケット、ラック製品などを製造、販売しているケルは7日、山梨県西八代郡市川三郷町に新たな生産拠点を建設し、現山梨事業所の生産機能の移転するとともに、物流機能を併設するため、建設用地を取得すると発表した。取得する用地は2万7753.5平方メートルで、山梨県土地開発公社から4億4800万円で購入する。

 

同社の主要市場である工業機器市場や産業機器市場、車載機器市場、遊技機器市場で、製品の安定的供給と厳格な品質管理、迅速な納期対応が求められているとして、生産・物流両面の対応力を強化する狙い。

 

新事業所では中長期を見据えた生産スペースを確保し、市場ニーズにフレキシブルに対応できる生産体制を構築。生産ラインのクリーンルーム化などにより生産環境を整備するとともに、開発部門を増強し、戦略製品立ち上げのスピードアップを図る。物流機能を併設することで、納期対応のスピード化と顧客サービスの向上を図る。

 

建物規模は、延面積6000-8000平方メートルを想定し、建設費13-15億円程度を見込んでいる。2012年夏の竣工を目指す。現山梨事業所は部品加工を専門に行う工場として機能強化を図り、操業を継続する。