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負債は1億500万円

原田運送(島根)が破産手続き開始、TDB調べ

2014年6月27日 (金)

M&A帝国データバンク(TDB)は27日、原田運送(島根県松江市)は、松江地裁へ自己破産を申請し、5月29日に同地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。

同社は、1956年7月に隠岐郡隠岐の島町で設立された運送業者。地元中堅クラスで、主に飲料品や日用雑貨の運送を同業者の下請けとして行っていた。09年4月には営業拠点を松江市に移し、配送エリアは中国地方や一部の関西、関東方面も対象としていた。

しかし、売り上げは低調で、13年3月期の売上高は2800万円、収益面は単年度で400万円の黒字を確保していたが、財務面では過年度からの赤字により債務超過に陥り、余裕を欠いた資金運営となっていた。そのため、役員借入などで何とかしのいでいたが、燃料代の高騰などもあり経営環境は一段と厳しくなり、今後の事業継続が困難な状況となったため、今回の措置をとった。

帝国データバンクでは「負債は1億500万円」としている。破産管財人は丑久保和彦弁護士(松江市母衣町)が選任されている。