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まずは中部空港で提供、段階的に対象施設拡大

ヤマト、外国人旅行者向け手荷物当日配送サービスを開始

2014年9月24日 (水)

ロジスティクスヤマト運輸と中部国際空港(愛知県常滑市)は24日、訪日外国人旅行者向けの新しいサービスとして、手荷物を「空港から宿泊施設まで」当日中に配送するサービス「セイムデー・バッゲージ・デリバリー」を共同で企画し、10月1日から中部国際空港でサービスの提供を開始すると発表した。

同空港では、増加傾向にある訪日外国人旅行者向けに旅客ターミナルビル2階到着ロビーの「昇龍道観光情報館」をリニューアルし、「ツーリスト・インフォメーション&サービス」を開設。これまでの昇龍道観光情報館の運営体制を変更し、昇龍道エリアの観光PRの業務を強化するとともに、訪日外国人旅行者向け手ぶらサービスの受付拠点として営業を開始する。

午前11時までの受け付け手荷物を対象に、同空港から愛知県、岐阜県、三重県のホテル・旅館へ当日中(午後6-9時)に配達する。ヤマト運輸の名古屋駅、栄周辺の営業所16か所で引き取ることも可能で、大きな荷物を持ち歩いたり、コインロッカーを探したりといった手間が不要になる。

ヤマト、外国人旅行者向け手荷物当日配送サービスを開始

▲出所:ヤマト運輸

英語併記の専用送り状を用意し、送り状作成をサポートする体制も整える。サービス開始当初は、「空港→宿泊先」(当日配送)のサービスを提供し、今後は受け付け締め切り時間の延長、配達エリアの拡大、「宿泊先・商業施設→空港」の当日配送や送り状の多言語化(英語、中国語、韓国語)への対応などを計画している。

また、11月中に「三井アウトレットパークジャズドリーム長島」(三重県桑名市)に外国人向け手ぶら受付カウンターを新設し、購入商品や手荷物の空港への当日配送を多言語で対応するサービスを開始する。三井アウトレットパークジャズドリーム長島からは、名古屋を中心とした近郊市街地エリアのホテルへ、当日中に配送できるサービスも同時に導入する。

さらに、「イオンモール熱田」(名古屋市熱田区)内で、イオン直営サービスカウンターで受け付けた購入商品の空港配送を多言語で対応するサービスの開始に向けた調整も進めているという。