ASEAN諸国、内航船の安全基準見直し着手に合意

国際国土交通省は20日、ASEAN諸国の内航船の安全対策強化に向けて17日にフィリピン・マニラで開催された「ASEAN諸国の船舶安全基準の調和促進のための実務者会合」で、自国制度の見直しの検討作業を進めることが合意されたと発表した。

実務者会合では、ASEAN諸国の内航船安全基準について、日本が提供した「安全基準ガイドライン案」とフィリピンが提供した「船舶検査チェックリスト案」に基づき、自国制度を見直す方向で検討作業に着手することで合意。

国交省では「これまでASEAN諸国間で格差のあった内航船の安全対策が改善され、域内船舶の安全性が高まる」ことを期待している。次回の実務者会合は来年1月20日に東京で開催する。