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日豪、液体水素ばら積み船の安全基準案に合意

2015年2月27日 (金)

ロジスティクス国土交通省は26日、オーストラリアで液体水素を製造し日本に大量輸送するプロジェクトが計画されていることを受けて海事局がまとめた「液体水素ばら積み船」の安全基準案について、日豪間で合意に達したと発表した。両国は今回合意した安全基準を国際的な基準案としてIMOに提案する方針。

24日の協議でタンクの保護要件など第1回協議で「さらに検討する」としていた事項を詰め、液体水素ばら積み船の安全基準、船型、タンクタイプ、低温性・透過性・可燃限界の広さなど液体水素の物性に応じた特別要件などの安全基準に合意したもの。

前回、さらに検討するとしていた船型要件(タンクの保護要件)は、LNG船と同等とする日本提案で合意。日豪で協力していくことにしていたIMOへの提案は、IGCコードの規定に基づき、暫定勧告としてとりまとめていくため、9月のCCC2への提案に向けて協力することを決めた。