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太田国交相の指示受け、「豪雪地域以外」にも備え

国交省、「異例の降雪対策本部」を常設

2014年12月10日 (水)

行政・団体国土交通省は9日、太田昭宏国交相の指示を受け、異例の降雪にあらかじめ備えるために冬季期間中、「異例の降雪に対する国土交通省対策本部」を常設すると発表した。これまでの対応で得られた知見や教訓を踏まえ、異例の降雪となった場合に被害の最小化を図る。

今冬は徳島県で電線の切断や建物の倒壊が数百件発生し、多くの集落が孤立するなど、既に大きな被害が発生しており、13日以降も幅広い地方で再び大雪となるおそれがある。こうした事態を受け、太田国交相は9日、「豪雪地域以外でも対応できる備え」を実施する考えを示していた。

物流面の影響も懸念される。同省では5日、大雪で立ち往生していたトラックに改正災害対策基本法の規定を初適用し、除雪車両を集中投入して強制排除するなど、積雪対策への積極姿勢がうかがえる。