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15年第3四半期

ANA、国際線貨物が20.9%増収、自動車部品輸送好調

2015年1月30日 (金)

ロジスティクス全日本空輸(ANA)が30日に発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算によると、貨物部門は国際線収入が20.9%拡大して938億円となった。国内貨物線は251億円で3.4%増。

国際線貨物は、自動車関連部品を中心に日本発北米・アジア向け貨物が好調。拡大した旅客・貨物便ネットワークを活用し、アジア・欧州発日本向け貨物、中国発欧米向け三国間輸送貨物などの旺盛な需要を取り込んだ。また、沖縄貨物ハブを活用してアジア域内の三国間輸送貨物、エクスプレス貨物に対応した。これらの結果、国際線貨物は輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。

貨物専用機を1機追加導入して10機体制とし、5月から沖縄-シンガポール-成田線、成田・ジャカルタ線を新規開設したほか、10月から関西・沖縄線を増便するなど、ネットワークの充実を図った。

国内線貨物は10月に台風の影響を受けたものの、宅配貨物需要が堅調に推移し、臨時便を設定して沖縄からの花卉(かき)需要を取り込んだことなどにより、輸送重量・収入ともに前年同期を上回った。