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JAL、大型貨物機増強と高付加価値輸送を強化

2026年3月2日 (月)

ロジスティクス日本航空(JAL)は2日、「JALグループ経営ビジョン2035」を策定した。10年視点のビジョンと単年度計画を組み合わせる新たな経営枠組みに転換し、環境変化に強い事業ポートフォリオの構築を掲げる。貨物航空については、旺盛な国際需要を成長機会と位置付け、供給力拡大と収益性向上を両立させる戦略を明確にした。

成長戦略「Growth」の柱の一つとして、アジア-欧米間を中心とした航空貨物需要への対応を強化する。半導体製造装置や医薬品など、高付加価値貨物の需要拡大を見据え、大型貨物機による供給を拡大する方針を示した。旅客機の機材大型化とあわせ、旅客・貨物のリソース配分を柔軟に最適化することで、市況変動への耐性を高める狙いだ。

(クリックで拡大、出所:日本航空)

JALはこれまで旅客事業への依存度が高かったが、新経営ビジョンでは貨物を含む国際線事業を収益基盤の一角として再定義する。環境変化に応じて旅客と貨物の配分を調整し、需給バランスを機動的に制御することで、安定的な利益創出を目指すとしている。30年度にEBIT(利払い前・税引き前利益)3000億円、35年度に3500億円以上という高い利益目標の達成に向け、貨物事業は重要な役割を担う。

国際航空貨物市場は地政学リスクや海上輸送の不安定化を背景に重要性が高まっており、航空キャパシティーの拡充はサプライチェーンのレジリエンス向上にも寄与する。今後、具体的な機材計画や路線展開、貨物専用機と旅客機腹載せの最適配分がどのように実装されるかが焦点となる。

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