調査・データ国土交通省物流部門は26日、ASEANのメコン地域で宅配貨物輸送サービスを構築するための実証事業を実施し、その一環として3月2日から6日にかけて、バンコク(タイ)-サバナケット(ラオス)-ハノイ(ベトナム)、バンコク(タイ)-プノンペン(カンボジア)-ホーチミン(ベトナム)の2ルートで、クロスボーダー国際宅配のトライアル輸送を行うと発表した。
ASEAN地域は物流分野でも通販、eコマース事業が開始されるなど、宅配に対するニーズの高まりが期待されている。
そこで物流審議官部門では、製造業を中心とした生産拠点の分散化などを背景に域内物流が活性化しているメコン地域で、メーカー調達から消費者宅配の国際間のドア・ツー・ドア輸送までを網羅したクロスボーダー国際宅配輸送サービスの導入に向け、トライアル輸送を行うことでオペレーション上の課題や効果を検証する。また、事業許認可などの制度・手続き面での課題を調べる。
■トライアル輸送の実施スケジュール
【バンコク-サバナケット-ハノイ】 | 【バンコク-プノンペン-ホーチミン】 | |
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3月2日 | バンコク発 | バンコク発 |
3月3日 | サバナケット着、ラオス便配送 | プノンペン着 |
3月4日 | ホーチミン着、ベトナム便配送 | |
3月5日 | ハノイ着 | |
3月6日 | ベトナム便配送 |