国交省、国際RORO船活用の試験輸送を実施

調査・データ国土交通省は24日、シンガポールとインドネシアのジャカルタ間で国際高速RORO船を活用した海陸一貫輸送システムの実証事業の一環として、トライアル輸送を実施したと発表した。同日、インドネシア籍トレーラーのままでシンガポールの倉庫まで、陸路でコンテナ貨物を配送した。

2月下旬に実施した、シンガポール籍トレーラーによるジャカルタ市内の走行に続き、インドネシア籍トレーラーによるシンガポール国内走行を行った。

インドネシア籍トレーラーに積載したコンテナ貨物をRORO船でジャカルタからシンガポールに輸送、24日にインドネシア籍トレーラーのまま、シンガポール国内の倉庫までコンテナ貨物を配送した。

ASEANの海上貿易でこうした実証事業は初めての試みで、国交省では「ASEAN域内の連結性の向上による物流ネットワークの強化に寄与する」としている。