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丸紅、アシックスの物流を3PL受託、子会社を買収

2015年3月3日 (火)

M&A丸紅は3日、物流子会社の丸紅ロジスティクスを通じ、アシックス傘下のアシックス物流(兵庫県西宮市)の全株式を10月1日に譲り受け、同社の物流業務を受託することで合意したと発表した。

2月27日に株式譲渡契約の締結を済ませており、今後は4月1日に株式取得に先行して東日本の基幹物流拠点「つくば配送センター」をアシックスから取得するほか、8月以降に神戸配送センターを新設する。

つくば配送センターの取得に際しては、アシックスが4月1日に信託受益権化した後、丸紅グループのエムジーリースが買い受けた上で丸紅ロジスティクスが賃借形態で使用を継続する。

また、神戸配送センターについては、西日本の基幹物流拠点「阪神配送センター」の近隣に最新の物流センターを新設する計画で、丸紅ロジスティクスがグッドマングループから長期賃借する形で運用する。

丸紅ロジスティクスはアシックス物流を傘下に加えることで、国内でより効率的な物流センター運営・輸配送システムをアシックスに提供する。具体的にはアシックス向けの物流事業と倉庫・設備など既存の資産を引き受け、最新の物流センター・システムの提供をパッケージで行う。

こうした複合的な機能・サービスの提供により、スポーツ・アパレル物流の強化を行うとともに、国内外で3PL事業を拡大していく考え。