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損保協会調べ、09年の交通事故損失は3.2兆円

2011年6月2日 (木)

話題日本損害保険協会(会長鈴木久仁)は2日、交通事故を経済的損失の観点から捉えた報告書「自動車保険データにみる交通事故の実態」を作成し、発表した。

 

報告書によると、2009年度の交通事故による経済的損失額は3兆2069億円で、このうち物的損失額が1兆7108億円、人身損失額が1兆4961億円と推計。この額は、国民一人当たりに換算すると年間約2万5000円と、非常に大きな社会的損失となっている。

 

実態を踏まえて同協会は、交通事故による死亡者が減る一方で後遺障害者数は増加しており、交通事故による社会的コストは年間3兆2069億円と、依然として高水準であり、交通事故による社会的コストを削減するためには、後遺障害への軽減対策も必要などと指摘した。

 

■報告書のダウンロード先
自動車保険データにみる交通事故の実態―提言と主な対策―
http://www.sonpo.or.jp/archive/report/traffic/pdf/0033/book_jikojittai2011.pdf

 

自動車保険データ(支払保険金関連)
http://www.sonpo.or.jp/archive/report/traffic/cd_data.html