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日軽金、物流需要の高まり受け、中国でトレーラ製造販売

2011年6月10日 (金)

拠点・施設日本軽金属と子会社の日本フルハーフは10日、伊藤忠商事、伊藤忠メタルズ、伊藤忠(中国)有限公司とともに、中国で叢林集団有限公司との合弁でトレーラの製造販売事業を開始すると発表した。

 

叢林集団はアルミ押出形材、セメント、ゴムなどの産業用素材や機械装置の製造販売を展開する企業グループで、子会社にトラックの架装、トレーラ製造販売を手掛ける子会社・叢林汽車有限公司がある。

 

物流量の増大が著しい中国では輸送車両の需要も増加しており、積載量が多いトレーラの需要はトラックを上回る。しかし、中国国内で使用されているトレーラはずべて鋼製で、現地輸送業者や事業主から燃料費・高速道路料金の削減、積載量を増やすための車体軽量化が求められている。

 

さらに、進出している日系企業からは精密機械、電子部品、生鮮食品、加工食品などの物流で、日本国内と同等の輸送品質、効率を確保できる高機能車両へのニーズが高まっている。

 

こうした現地事情を踏まえ、日軽金は日本フルハーフが持つ架装技術を叢林汽車に導入することで、顧客が求めるニーズに対応し、伊藤忠のネットワークを活かして販売活動を展開することにしたもの。

 

合弁会社は叢林集団が50%、日軽金と日本フルハーフがそれぞれ20%、伊藤忠メタルズと伊藤忠中国がそれぞれ5%を出資する。