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豊田通商、フィリピンでキシロース製造の合弁会社稼働

2011年6月14日 (火)

拠点・施設豊田通商は13日、韓国最大の総合食品会社「CJ Cheil Jedang Corp.」(CJ社)と合弁で、天然の機能性甘味料であるキシロースを椰子(ココナツ)殻から抽出し製造・販売する会社「CJ豊田通商フィリピン」(CJTPI)が本格稼働したと発表した。

 

キシロースは天然で低カロリーの機能性甘味料で、ガムやオーラルケア商品に使われるキシリトールの原料となるほか、食品添加物としての利用もあり、今後、特にアジア地域での需要増が見込まれている。

 

また、椰子殻を原料としたキシロースはこれまで、原料として使用される白樺樹皮やとうもろこしの芯に比べ、「廃水が少ない」「キシロース成分抽出後に、活性炭としての再利用が可能である」などの環境にやさしい原料。CJTPIでは世界初の製法で製造するという。

 

豊田通商では、CJTPIの本格稼働により、キシロース事業で3年後に30億円の売上を目指すとともに、グローバル・バリューチェーンの構築による安定調達を図る。