環境・CSR「自動車アフターマーケット高度化コンソーシアム」は、法人業務車両の「燃費」「事故」「CO2」を削減するソフト「ピースケ@燃費」をコンソーシアム参加企業と共同開発した。大学発ベンチャーの早稲田環境研究所と地球健康クラブが産学連携で開発したもので、ソフトを多くの業務車両を保有する企業・団体向けに今月から販売する。
業務車両を保有する企業の多くで、ドライブレコーダー導入のための初期投資を躊躇する傾向がみられ、管理部門もドライバーが記入した運行管理台帳のデータ化作業など、業務負荷が高まっていることから、コンソーシアムでは環境問題の観点と企業の実態を踏まえて「ピースケ@燃費」を開発した。発売に合わせて、コンソーシアムでは販売委託代理店も募集する。
日本ユニシスは、自社のドライブレコーダーを活用したクラウド型「無事故プログラムDR」の「燃費管理サービス」オプションとして、ピースケ@燃費を提供する。同サービスをドライブレコーダー導入の入門編として提供することで、燃費と事故の相関関係の解析を早稲田環境研究所と産学連携で進め、学術的データからのレポート提供など、他社のドライブレコーダーとの差別化商品として位置付ける。
ピースケ@燃費は、ドライバーが給油やオイル交換などの整備を行った際に、燃料などの情報を携帯で入力することにより、管理部門は燃費削減のみならず車両のコンディションやドライバーのストレス・チェックを行い、ドライバーと管理部門が一体となって、CO2と事故の削減を進めていくもの。
業務車両の給油時に、給油量と走行距離を携帯で入力すると、瞬時に運転者の燃費改善社内ランキングが判明する。モデル施行を実施した企業のドライバーからは「瞬時に社内のランキングが表示されるので、やる気が起きる」と評価。日本ユニシスでは「個人向けの燃費ソフトは既に各社から提供されているが、法人向けでしかも瞬時にデータ収集ができる仕組みは、国内初になる」としている。
■詳細は下記URLを参照。
http://e-wei.co.jp/business/pisuke-nenpi.html