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三井化学、中国華南地区に自動車内装材の新拠点

2011年6月20日 (月)

荷主三井化学は20日、中国の華南地区で「佛山三井化学ポリウレタン」社が5月から操業を開始したと発表した。生産能力は年1万1000トン。

 

佛山三井化学ポリウレタンは、ポリウレタンフォーム用原料の製造・販売、技術サービスを提供する「システムハウス」と呼ばれる拠点で、今回の営業運転開始により、華南地区でシートクッションなど自動車内装材分野の需要獲得を図る。また、国内で培った技術をベースに、現地ニーズに適合した新材料の開発も行う。

 

三井化学のシステムハウス事業で、佛山三井化学ポリウレタンは6つ目の拠点となる。海外現地ニーズに適合した供給開発体制をより強化することで、日系自動車メーカー、部品メーカーとの関係強化を図り、事業の規模拡大と長期安定的な収益構造の確保を図る狙い。