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沖電気、ドローン探知システムを開発

2015年5月28日 (木)

サービス・商品沖電気工業は28日、空中音響技術を利用して飛来するドローンを探知する「ドローン探知システム」を開発し、6月1日から販売を開始すると発表した。

このシステムは、ドローンの飛行音を分析し、接近を探知するとともに、飛来する方位・仰角、距離を測定して通知できる。空中音響技術を利用するため昼夜問わず探知することができるほか、オプションでカメラを組み込み、映像と合わせて確認しやすくすることが可能。

沖電気、ドローン探知システムを開発

(出所:沖電気工業)

ドローンの普及が広がる一方で、重要施設、大規模集客施設の安全やプライバシー侵害など、ドローンの事故や悪用の脅威に対する社会的懸念が増加しているが、同社はドローンが飛行音を隠すことができない点に着目。従来から培ってきた空中音響技術をベースに、ドローンの飛行音を複数のマイクで収集して音源位置分析を行い、飛来方位・仰角、距離の通知が可能な「ドローン探知システム」を開発した。

システムは音響センサー部と操作表示部で構成し、探知範囲は音響センサーの設置数と配置場所によって広げることができる。また、ネットワークを使った遠隔監視も可能で、顧客の希望に応じて柔軟にシステム設計する。

ドローン探知システムは、空中音響技術を利用しているため、夜間でも飛来するドローンの早期発見が可能。オプションでカメラを組み込むことにより、監視者は映像による確認を行えるほか、映像の録画にも対応する。侵入履歴の記録を残すなど、監視用途を広げた運用を行うことができるようになる。

標準価格は300万円(税別)で、工事費が別途必要になる。