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【決算】鴻池運輸、純利益68.6%減少

2011年6月27日 (月)

ロジスティクス鴻池運輸の前3月期連結決算は、売上高2111億200万円(前期比5.5%増)、営業利益57億3900万円(同11.1%増)、経常利益53億7100万円(同10.7%増)、当期純利益4億200万円(同68.6%減)となった。

 

純利益が大きく減少したのは、不動産減損損失や資産除去債務に関する会計基準の適用に関連する除去費用、震災の復旧費用などで特別損失が増加したため。

 

2010年度は、鉄鋼関連、食品・飲料などの製造請負、設備機器メンテナンスなどの取扱量増加により「複合ソリューション事業」が堅調に推移した。また電子機器製造設備の輸出、低価格衣料品の輸入など、アジア向け「国際物流事業」も好調に伸長した。

 

杉戸食品流通センターの増築棟完成により、パレット収容能力を増強し、同社グループ最大級の立体自動冷凍倉庫として本格稼動。さらに、タイの首都バンコク近郊で、現地国内消費市場のニーズに合わせた定温物流センターの建築に着手するなど、プラットフォーム型事業の促進に取り組んだ。

 

また、関西国際空港でのグランドハンドリング業務への参入など、空港関連ビジネスを強化し、次世代を担う新たな中核事業の育成と構築に取り組んだ。