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フォトマスクブランクスの生産能力2割拡大

信越化学、福井県越前市に新工場建設、70億円投資

2015年6月19日 (金)

拠点・施設信越化学工業は18日、フォトマスクブランクス事業の拡大に向けて福井県越前市に新工場を建設すると発表した。すでに工場用地は取得しており、2016年末までの完成、稼働開始を目指す。投資金額は70億円を見込む。

新工場の建設は、急拡大している最先端のフォトマスクブランクスの需要を着実に取り込んでいくことで、さらに生産拠点を分散化する。

同社は2009年にフォトマスクブランクスを事業化し、直江津工場(新潟県上越市)で生産を開始。災害発生時でも顧客への供給を維持するため、2つの生産拠点を持つことでリスクの分散を図る。

新工場の稼働によって生産能力は2割増えるが、同社は生産能力の倍増を目指す方針。