イベント日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月17日、大阪市都島区のホテルで、ASEAN経済共同体(AEC)発足によってASEANの物流がどう変化していくのかを探る、セミナー形式の研究会を開催する。
このイベントは、JILSが会員サービスの一環としてJILSテーマ別研究会の名で開催しているもので、今回は、経済統合を間近に控えたASEANに焦点を当てる。
ASEAN地域は「チャイナ・プラス・ワン」として製造拠点や市場性が注目される一方、道路、港湾などのインフラ面の脆弱性や国ごとに異なる通関制度など、荷主・物流事業者にとって安定的な物流ネットワークの構築が課題となっている。
また、AECの創設に向けた行動計画で関税の撤廃など「単一の市場・生産拠点」を目指す施策を掲げ、物流・貿易の自由化、円滑化を促す動きが高まっていることから、経済統合に向かうASEANの物流、貿易面での現状と今後の動向について情報共有を図る。
当日は日本貿易振興機構(JETRO)の蒲田亮平氏(海外調査部アジア大洋州課)が「ASEAN経済統合の動き」と題してAEC創設に向けたロードマップや関税率削減を解説。
東海大学の石原伸志氏(海洋学部特任教授)はメコン経済圏を中心とした最新の物流事情を紹介、カンボジアの日系企業の現状、バングラデシュとミャンマーの比較にも言及する。
また、近鉄エクスプレスの野崎真孝氏(グループ経営戦略本部主事)は、同社の域内クロスボーダー網とインフラ状況、これらを用いたサービスの内容を説明する。
参加料はJILS会員が1人1万800円、JILS会員以外からの参加は1人1万6200円。定員は50人で事前申し込みが必要。
■開催概要
日時: | 2015年9月17日(木)13時-16時5分 |
会場: | 大阪市都島区中野町5-12-30(大阪リバーサイドホテル) |
共催: | 日本ロジスティクスシステム協会 |
費用: | JILS会員:10,800円、JILS会員外:16,200円 |
人数: | 50人 |
詳細URL: | http://jils.force.com/servlet/servlet.FileDownload?file=00P1000000TT5kgEAD |
<講演1> | |
テーマ: | ASEAN経済統合の動き |
講師: | 蒲田亮平氏(日本貿易振興機構海外調査部アジア大洋州課) |
<講演2> | |
テーマ: | ASEANでの最新物流事情-メコン経済圏を中心にして- |
講師: | 石原伸志氏(東海大学海洋学部特任教授) |
<講演3> | |
テーマ: | 企業事例「ASEAN域内におけるクロスボーダー輸送の取組み」 |
講師: | 野崎真孝氏(近鉄エクスプレスグループ経営戦略本部主事) |
■問い合わせ先
日本ロジスティクスシステム協会 関西支部 |
TEL:06-4797-2070 |
FAX:06-4797-2071 |