荷主DPワールド(UAE)は6日、一条工務店グループ(東京都江東区)との連携のもと、フィリピンで製造したプレハブ住宅部材を仙台経由で日本に輸送する新たなサプライチェーンを整備したと発表した。
一条工務店は、現地製造会社であるHouse Research Development(HRD)でプレハブ住宅の構造部材を生産し、グループ会社の日本産業がその調達・物流・流通を担う体制を築いてきた。日本産業は海外工場で製造された住宅部材の輸入から国内70拠点での保管管理、施工現場への配送まで、グループが使用するほぼすべての商品の物流を担っている。一条工務店の家づくりは、フィリピンから日本へのサプライチェーンなしには成り立たない構造だ。

(出所:DPワールド)
その輸送の要となるのが、CMA CGM(フランス)が運航するJP8サービスだ。同サービスは3月18日に運航を開始した。仙台とフィリピンを結ぶ定期国際海上輸送の再開は8年ぶりとなる。週1便体制でマニラ・サウスハーバーとバタンガス総合港に寄港する。両港はDPワールドの現地戦略パートナーであるAsian Terminals(ATI)が運営しており、DPワールドはここで内陸輸送や海上ソリューションを組み合わせた物流サービスを提供している。
DPワールドはこれまでも一条工務店グループとパートナーシップを結び、フィリピン側の港湾オペレーションを支えてきた。今回のJP8サービス活用はその関係をさらに発展させるものだ。仙台港を日本側の玄関口とすることで輸送効率が高まるほか、DPワールドが国内の地方港への二次輸送も担うことで、部材が工場を出てから施工現場に届くまでの一貫した物流管理が可能になる。
アジア太平洋地域ではプレハブ住宅の需要が拡大しており、安定した部材調達と輸送の効率化は業界全体の課題だ。今回の取り組みはその一つの解答例といえる。
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